『夢と希望』の実現に向けて
パーソナル ファイナンス
購入時に中古マンションの寿命を考えましょう
先日、友人の60歳の友達が34歳の時に築32年の中古マンションを購入し、マンション寿命が近づいてきて困っている話を聞きました。(現在築58年) これから中古マンションをご購入される方が、将来マンション寿命で困ることが無いように一緒に考えたいと思います。
近年、新築マンションの購入価格が高くなってきていますので、中古マンションの購入が増加しています。 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会 不動産総合研究所によりますと、首都圏に於ける2021年の新築マンションの契約件数は24,655戸です。 一方中古マンションの成約件数は39,812戸で全体の成約数の約62%を占めます。 これは平均u単価が首都圏の新築では93.6万円ですが、首都圏の中古では59.8万円と新築の概ね64%の価格で購入できる点が大きなメリットと考えられます。
出典: 不動産市場動向データ集
(公社)全国宅地建物取引業協会連合会 不動産総合研究所 2022年6月
https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/07/202206-1.pdf
マンションの寿命
出典:平成25年8月 国土交通省土地・建設産業局不動産業課 住宅局住宅政策課
https://www.mlit.go.jp/common/001011879.pdf
法的耐用年数
@中古マンションを探す場合は、ご自分で次の項目を検討なさることをお勧めいたします。
購入するマンションの築年数の計算
築60年後の計画があるマンションの場合は省略できます。(マンションの延命又は建替など)
管理組合がしっかりしていて、定期的な活動を行い、また定期的な会議を開き議事録を配布していること。
耐震基準を満たしているかの確認 ⇒ 出来るだけ新・新耐震基準(2000年基準)の物件を選択
構造として、鉄骨鉄筋コンクリート造りのマンションを選択
大規模修繕の費用の確認
築60年後の計画はどの様になっているかの把握 (マンションの延命、又は建替)
この計画がある場合には、購入するマンションの築年数の計算の項目を考慮しなくてもよいです。
リホーム工事に関しての注意書きがあること
A気に入ったマンションが見つかった後、購入前にすること
(上記@を満たしていることが条件)
インスペクションの実施
既存住宅売買瑕疵保険に加入
中古住宅とは言え、住宅購入は人生で最も高価な買い物です。 念には念を入れてご検討されることを望みます。
仲介不動産業者は売れればよいので、今回説明したような詳しい説明が無いと思います。 また金融機関は変動金利で融資が出来ればよいのです。 両方共、自社のことを考えて営業をいたします。 あなたの将来設計は中立的立場のFPがライフプランを作成してご説明し、あなた方をご支援いたします。 もし少しでもご不明な点がありましたら、是非FPにお尋ねください。
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